この未来を壊して下さい。【完】
第6章
Help me...
まぶしいと思いながら目を開ける。
もう朝か...
そう思いながら起きて用意されたスーツを着る。
ごく普通のスーツにしか見えないこれ。本当に防弾なのだろうか。
そんなことを疑いながら学校へ向かう。
もちろん車。車内で朝ごはんを食べながら今日の事を考える。
どうせ護衛がつくから自由な時間なんてない。
あぁ、窮屈な生活だ。と思いながら学校の敷地へと入る。
その瞬間に集まる視線。
それを気にせず教室まで歩く。護衛の人はしっかりと周りを警戒している。
そんなに警戒しなくても殺されはしないでしょ。なんて思ったけど口には出さない。
あとで面倒なことが起きるのは嫌だ。