この未来を壊して下さい。【完】
そのまま自分の席に座る。私の周りには護衛の人が囲むように立っている。
はっきり言って、後ろの席の人の迷惑だと思う。
まぁ、そんなことを彼らが気にするはずがない。
そのまま授業は始まる。ちなみに、先生たちは私が跡取りだということを知っているので、私の格好も、護衛にも何も言わない。
休憩時間も一人になることはない。
お手洗いに行くときだってついて来て、ドアの前でずっと待ってるくらいだ。
ちなみに、全員男。
もう、全く関係ない人から見たらただの変態としか言えないと思う。
そして、その生活にいつか慣れてしまうのかと思うと怖くなる。
結局、昼休みも授業中も、誰からも話されることはなく1日終了。
時々翼龍のメンバーが話しかけようとしてきたけど、全員護衛たちに跳ね返されていた。
次の日も、その次の日も、毎日同じ。