この未来を壊して下さい。【完】
「コイツにする」
「おぉ、やっと決めたか。」
などなど、私をほっといて話を進める彼ら。
だんだん私の嫌な方へ話が進んでいるのは気のせいだろうか。
そろ~っと逃げようとドアへ向かうが、ドアの前にいたのは隣の席の人。
「逃げるなんて考えてないよね」
と、とても、とても真っ黒な笑顔をプレゼントされた。
「その、笑顔どうにかならないの?」
「ならないね。西條さんがおとなしくなるまでは。」
おとなしくって...十分今もおとなしいじゃない!!!