この未来を壊して下さい。【完】
無駄な期待をしていたことに気がつき、安全装置を外す。
そして、指をかける。
そう、本当にもうすぐ撃ちます!というくらいベストタイミングでうるさくなる廊下。
そして、急に開いたドア。
「な...んで、なんで、来たの...」
そこにいたのは私がずっと待っていた人たち。
彼らだった。
「お迎えだぜ、お姫さん」
「もー弘輝が寝てたから遅れたんだからねー」
「いや、二人が喧嘩を始めたせいです」
「黙ってろって言ったよな。弘輝、陽輝」
「約束は守ったぞ。助けてやる」