この未来を壊して下さい。【完】
「本当、後1秒でも遅かったら私、人殺しになるところだったんだけど」
ぶつぶつと文句を言う私。
でも、内心嬉しかったりする。
「姫羅が人殺しにならなくてよかった」
「当たり前でしょうが。
っていうか、もっと早く来なさいよ」
「お前なぁ、大変だったんだって...
陽輝と弘輝の喧嘩が...」
結局喧嘩かい!!と突っ込みたかったが我慢。
助けてくれたからいいことにしよう。
「おい」
急に聞こえた別の声。
思い出した。