この未来を壊して下さい。【完】
組長は、感情を出すのが下手なだけなんです。
第三者side
彼女が出て行って数分後。
組員が銃を回収する。
そして、中から弾を取り出す。
出てきたのはゴム弾。
「やっと、本音が聞けたよ」
そう呟いたのは組長。
「良かったですね。やっと聞けて。
でも、よくないですよ。嘘は」
そう言った組員は、就任試験用に準備されていた被害者役。
「仕方ないだろ。こうでもしないとなかなか本音を言ってくれないんだから。
あの子は。」