この未来を壊して下さい。【完】
「俺が、留年したように見える?」
何回聞く...
そんなに嫌だったのだろうか。
「見える。」
何回聞かれたところで答えを変えるつもりはない。
「そっか」
そういうと一歩さがって殴りかかって来る。
避けようか、止めようか、あたろうか、ここは悩むところだが最後は却下。
痛いの嫌。
ということで、結局、
「あぁ、ハンカチが...」
わざと落としたハンカチを拾うふりをして、あたるのを回避した。