この未来を壊して下さい。【完】
「まぁ、来ればいいだろ。」
総長さんまでのらないで。
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という、こんな感じの会話のせいで、私は倉庫に強制連行されたワケで、今とても不機嫌。
「はいはい、お嬢さんコッチー」
と、倉庫に着くなり私の手を引っ張って階段を上るうるさい彼。
まぁ、ここまで来て暴れるほど私は馬鹿ではないので、おとなしくついていく。
「はい、ここに座ってねー」
そう指定されたのは、階段を上がって一番頑丈そうな扉の部屋のそこそこ高そうなソファーで、座る位置を指定されたことに腹を立てたものの、ちょこんと座った。