この未来を壊して下さい。【完】
顔をあげれば見たことのない人がいて、増えていく登場人物になんだか頭がパンクしそう。
「ふ~ん。その子が例の子?」
パソコンと私を見比べながら言う目の前に座る人。
例の子ってなんだ!!
私は西條姫羅だ!!
...いや、待って。
「いったい誰?」
そもそも彼らの名前、知らない。
「そういえば、自己紹介まだだったな~」
と、目が悪いと言った彼は立ち上がった。
「俺、峰崎弘輝(みねざきこうき)。
お前の前の席だからよろしく。」