この未来を壊して下さい。【完】





彼を泣かせたのは、誰が見ても私で、





「あ~あ、西條が陽輝を泣かせた~」





という声も聞こえる。





私はというと罪悪感が増すばかりで、どうしていいのかわからない。





それに、私は初めて男の子が泣いたのを見た。





対処方法なんて知るはずがない。





「わかった」





結局先に折れたのは罪悪感に耐えきれなくなった私で、





「半年、クリスマスイヴまでならする。」





と言ってしまった。




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