この未来を壊して下さい。【完】
ただパソコンと睨めっこも疲れるのでコーヒーを入れにキッチンへ向かう。
そろそろテレビ買おうかな~
でも、必要ないし...
なんて考えながらコーヒーが出来るのを待つ。
数分後、コーヒーはできたものの、テレビの答えは出なかった。
コーヒーを持ちパソコンの前に座る。
ふと、気になった変化。
動き出した。東IT会社の取引先としていた会社から次々に契約解除願いが来ている。
この、取引先は実際には存在しているが全部私の親の子会社。
それが動き出したということは、計画が順調であるということ。
自然に口角が上がる。
さぁ、いつになったら気付く?
自分の間違いに。
そして、
この世界の残酷な現実に。