好きになった人、愛した人。
講義に出席して何度目かのため息。
「どうしたの、チハヤ?」
さすがに気になったのか、ヒナタが声をかけてきた。
あたしは卵白を泡立てつつ、「自信、なくなってきた」と、呟く。
「そう? 相変わらず奇抜でいいと思うけど?」
先ほどあたしが作ったドライフルーツ入りのクッキーを1口食べて、ヒナタは言う。
「クッキーなのに甘くなくてスパイシー。その後からドライフルーツの甘味と触感が加わって、ちょっと癖になりそうな美味しさよ?」
「そうじゃなくてさ……」
「どうしたの、チハヤ?」
さすがに気になったのか、ヒナタが声をかけてきた。
あたしは卵白を泡立てつつ、「自信、なくなってきた」と、呟く。
「そう? 相変わらず奇抜でいいと思うけど?」
先ほどあたしが作ったドライフルーツ入りのクッキーを1口食べて、ヒナタは言う。
「クッキーなのに甘くなくてスパイシー。その後からドライフルーツの甘味と触感が加わって、ちょっと癖になりそうな美味しさよ?」
「そうじゃなくてさ……」