好きになった人、愛した人。
「おかず、温まったな。たまには一緒に食べようか」


そう言って、叔父さんがレンジからお皿を取り出した。


正直、食欲なんて全くなくなってしまっているのだけれど、あたしは無理やり笑顔を作り「


そうですね」


と、頷いたのだった。

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