俺の女
恋嘩 「んんッ…」
愁洩 「…大丈夫か?」
愁洩が苦しそうに呻く恋嘩の顔を覗き込む。
恋嘩 「うぅ〜…」
愁洩 「………」
少し火照ったような頬を見て愁洩が恋嘩のおでこを触った。
愁洩 「…また熱上がったんじゃね…?」
愁洩は、枕元にあった体温計で恋嘩の熱を測った。
体に触れた時も、さっきよりも熱い体だった。
ピピピピピ…
愁洩 「うぇッ?!40.0?!やべーじゃん…美蘭ー!諒弥ー!」
恋嘩 「そんなに…?」
恋嘩も目を開けて、自分のおでこを触る。
愁洩 「あぁ…どっか痛いか?」
恋嘩 「愁洩〜…頭痛いよぉ…」
愁洩 「頭???…ど…どーしよ…」
とりあえず、愁洩は恋嘩の頭を優しく撫でた。
愁洩 「ごめんな…こんくれぇのことしかしてやれねーで…」
恋嘩 「うぅん…充分だよ。ありがとっ…」
愁洩 「……かわれるもんなら…かわってやりてぇぜ…。」