俺の女
翔 「だぁーれが腰抜けだカス」
竣 「おめぇらみてぇな雑魚がよく俺らの前に顔出せんなぁ」
「んだとおらぁ!!!」
「今日はおめぇらにこの間のわびをしにきたんだ」
肬魔 「わびねぇー」
…そして1人の男が、辺りを見渡して一言吐いた。
「…つーか今日は女の子いねぇのー?(笑)」
『!!!!!』
―――その言葉に、一瞬驚くが、すぐに冷静さを戻す劉毅。
…ここでバレねーよーにしねーと…
「残念だなぁー楽しみにしてたのにw」
「ちょー可愛いらしーじゃんw」
「…どこだよ…女」
「どこに隠してやがんだぁー?」
愁洩 「…はぁ?(笑)女?」
愁洩が半笑いで連中に問いかける。
…それを見て、顔を見合わせて笑う男達。
「…とぼけんじゃねぇー(笑)」
「どこの奴らもみーんな知ってんだぜ?」
「おめぇら2人の彼女さんをよぉ(笑)」
「えれぇべっぴんサンなんだろぉ?」
「俺らに紹介してくれよぉーw」
『…………』
…あの蟷螂連合と殺り合った時からすでにバレちまってるってわけか…
連中を睨みつけながら、舌打ちをする愁洩。
―――そして1人の男が言った。
「…してくんねぇなら…こっちから探して奪うまでだ」
『…あぁ?』
睨みつける劉毅。
ニヤリと笑う虎狐。
「…探せ」
ダダッ―――――
1人の男の号令で、一斉に走り出す虎狐。
歃斗 「ちょ…待てやコラァ!!!」
愁洩 「おめぇらぜってぇ食い止めろ!!!」
『あぁ!』
カラァン…カラン…
劉毅メンバーは鉄パイプを持つ。
「そっちがその気なら…俺らも」
カララァン…
諒弥 「…始めっか―――」