俺の女



「ここだよなぁ?」

「あぁ」



ドアの向こうから、知らない男の声が聞こえる。



恋嘩 「…来たッ…」

美蘭 「しッ!!!」

「開けてよー。俺ら怪しいもんじゃねーよ?w」

「味方だからぁーw一緒に逃げよ?」

恋嘩 「…味方…?」

美蘭 「嘘に決まってんでしょ!信じちゃだめ!」



ドンドンドン!!!



「あーけーてーよー!」



ドン!ガァン!ガァン!


手で叩くような音から、足で蹴るような音に変わった。



美蘭 「誰が開けるもんですか…」



ガァン!ガァン!ミシッ…



恋嘩 「・・・うそッ…」



ガァァァァァン!!!


ドアが壊された。



「見ぃーっけw女の子w」

「噂通りちょー可愛くね?w」

美蘭 「入ってくんな!出てけ!!!」

「俺らとおいでよw」

美蘭 「誰がッ!」

「後ろの子…どーしたの?」

美蘭 「恋嘩に近づかないで!!!」



ブンッ


美蘭が恋嘩を庇うように立ち、男に鉄パイプを振り下ろす。


ガシッ!!!

でもそれは、あっけなく男に掴まれてしまった。



美蘭 「!!!!!」

「ざーんねーんでーしたぁーw」



ドッ…

お腹に拳を入れられて、美蘭はその場に気絶してしまった。



美蘭 「うッ…」

恋嘩 「美蘭ッッッ!!!」

「1人ゲ−ットw」

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