俺の女


「俺ー?…美蘭チャンw」


「…マジ?よかったー」





諒弥を離して、安易のため息をつく愁洩。





「お前は?」

「…恋嘩w」


「っほーwわかれたなw一緒だったらどーしょーか思た(笑)」

「マジ焦ったし(笑)…つーか俺ら、女のこと好きになったん初めてやんなー」


「やんな!周りに女なんかおらんかったし(笑)」





「こいつらだけやんな…俺らのこと見た目で判断せんと近寄って来てくれた奴w」





遠い目で今までのことを思い出しながら、それでも嬉しそうな顔をしている愁洩。


…諒弥も同じ気持ちだ。





「ほんまになwマジいい子らやw」

「俺マジ惚れんねんけどー(笑)」

「俺もー(笑)」





…そら惚れるよなー


あんなええ子ら他におるかっちゅーねん!!笑


…あ。
そや、こいつに聞いたろ。





「お前よー…告らんの??」

「…は?(笑)んなガラちゃうし何言ったらいーかわからんわ〜」

「やんな〜…」





…やっぱこいつも一緒かぁ〜





そんな男同士の話をしている中、プリ機の中から恋嘩と美蘭が顔を出した。





『なにしてんのー?』

『早く!!』

「おおw」





愁洩は中に入るなり、大声を張り上げて外に戻ろうとする。





「えー!!写真かよ!!俺いややー」

『えーやんかぁー!!』



「「3・2…」」



『うぁっ!撮られる!!』

『早く!』



「「1…カシャッ」」





…不意打ちで撮られた1枚。

…に、ご不満な男子2人。





「うぁー俺マジ変な顔!!」

「うわー…俺もやばいし(笑)」





そう言ってうなだれる2人を、きょとんと見る恋嘩たち。





『なんで??』

『かっこえーやん??なぁ?』

『うんw』





それを聞いて顔を赤くして驚く愁洩たち。



…まーじでっ?///
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