俺の女


ピッ…



恋嘩 「もーしもーしw」

慚 「おッw姫ぇーw」



電話の向こうでした声に、テンションが上がる慚。

それを聞いて、傍にいた仲間も身を乗り出して慚の携帯に手を伸ばす。



瞋 「何ッ?!姫?!」

聖 「貸せッ!!!」

慚 「触んなバーカ!!!」

恋嘩 「あははw楽しそうだねぇーw」

慚 「ははッw姫はそっちどぉー?」

恋嘩 「今授業抜けてるぅー(笑)」

慚 「俺らも!!!」

恋嘩 「あはは(笑)やっぱり?あっ…じゃー愁洩と代わるねw」

慚 「ありがとーw」

恋嘩 「はぃw」

愁洩 「サンキュw…おーもしもしー?」



恋嘩から携帯を受け取って、愁洩が話し始める。
仲間と喋って、ちょっとテンションの上がる恋嘩。



恋嘩 「♪」

「―――おぃ。」

恋嘩 「???誰…?」



…そのとき、誰かが恋嘩を呼び止めた。

恋嘩が辺りを見まわすと…カズの姿が―――――



恋嘩 「………もぉ〜…」



恋嘩がしぶしぶカズの元に行く。


…このとき、カズの傍になんて行かなかったら…
愁洩にくっついてたら…
あんなことにはならなかったのかな。



恋嘩はカズの前に立って、カズを睨みつけて言った。



恋嘩 「もぅ関わんないでって言ったじゃん…あたしには彼氏いるんだから!!!」

カズ 「だから?」

恋嘩 「!!」

カズ 「俺さ…すっげぇ喧嘩強ぇダチいんだよね」

恋嘩 「!!!」
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