俺の女


カズ 「おめぇが俺の言うこと聞かねぇなら…そいつにあいつらぶっ殺してもらぅw」

恋嘩 「はぁッ?!なんのためにッ――」

カズ 「お前が好きだから」



…カズの思いがけない言葉に、耳を疑う恋嘩。



恋嘩 「…はッ!?」

カズ 「お前が好きだから…いつもヤって金払ってたんだぜ?金さぇ払えば…お前といれっからなぁ。」

恋嘩 「あれ…遊びじゃなかったの?!」

カズ 「遊びじゃねーよ…」

恋嘩 「……」



…カズの気持ちを聞いて、戸惑ってしまう恋嘩。

―――まさかカズがあたしのこと…そんな…



カズ 「んで…どーすんだ?あいつら殺されてぇ?」



カズが横目で恋嘩を見ると、恋嘩はキッとした目で言い返した。



恋嘩 「…絶対嫌!!!」

カズ 「…ふーん。じゃー俺の言うこと聞くか?」

恋嘩 「…」



…ちょっと悲しそうな目をしたカズ。

―――でも、カズが言ってることはおかしい。
愁洩たちを殺すなんてっ…絶対嫌っ!!
…あたしがカズの言うこと聞けば…助かるのなら…



カズ 「どーすんの?」

恋嘩 「…わかった…」

カズ 「じゃー、あいつと別れて俺と付き合え。」

恋嘩 「はッ?!そんなの絶対やだよッッ!!」

カズ 「んじゃ…死ぬよ?あいつ。」

恋嘩 「―――ッッ!!!」



目を丸くして、真っ青になる恋嘩。
そんな恋嘩を見て、ニヤッと笑うカズ。



カズ 「さぁーどーする?(笑)」

恋嘩 「……」



従わないと…皆が殺されちゃう…
でも…愁洩と別れるなんて絶対絶対嫌!!!
…でも………
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