俺の女
諒弥 「どこだッ?!」
美蘭 「!!!恋嘩!!!」
愁洩 「恋嘩ッッッ」
美蘭が、横たわっていた恋嘩を抱き起こす。
恋嘩 「みん…な…」
陽摩 「恋嘩チャンッ!」
鷹 「こんな…ボロボロでッ…」
恋嘩 「皆ッ…今まで……ごめんなさぃッ…(泣)」
美蘭 「一体…今まで何があったの?!」
恋嘩 「………」
美蘭 「…話してよ…恋嘩…」
恋嘩 「……ッッ…ひっく…(泣)」
恋嘩は泣きながら全てを話した。
カズに、従わなければ皆を殺してもらうと脅されたこと。
カズの命令で、愁洩と別れ、カズと付き合ったこと。
カズの思い通りにされたこと。
そのダチは、硫盟だったこと。
硫盟達にいろいろ遊ばれたこと…
恋嘩 「ぅッ…あたしッ……言いなりになって…皆のこと裏切っちゃって…もぅ死のーって考えて…最後に皆の声聞こうと思って…電話して―――」
バチッッッ!!!
恋嘩 「!!!」
愁洩が恋嘩の頬を叩いた。
恋嘩は、その頬を手で押さえながら、そっと顔をあげた。
今までの痛みとは違う、いろいろな思いの詰まった痛みが伝わった。