俺の女

―――その日の夜



愁洩 「…まだ怒ってんのか?(笑)」



布団の中で口を尖らせている恋嘩を見て、愁洩が問い掛けた。



恋嘩 「…怒ってないー」

愁洩 「…んな顔してっと、可愛い顔が台なしだぜッ」



愁洩が恋嘩の頬をむにッと引っ張った。
その顔を見て、吹き出す愁洩。



恋嘩 「にゃにわりゃってんにょよー……(笑)」



恋嘩も自分の滑舌の悪い言葉に思わず吹き出す。



恋嘩 「もお〜バカー(笑)」

愁洩 「マジお前おもしれぇー!!(笑)」

恋嘩 「あたしで遊んでるでしょ!?」

愁洩 「…バレた?(笑)」

恋嘩 「ひどーい!!(笑)…いーもん!!明日あたし1人で行くからッ」

愁洩 「無理。ぜってーお前ナンパとかされんもん。俺がいねぇーとダメ(笑)」

恋嘩 「まぁ〜それはありえないけど、愁洩と花火見たいし♪」

愁洩 「ありえねぇーわけねぇしッ!!マジ心配だぜ…(苦笑)……つーか、お前と花火も楽しみだけどッ…俺わぁ〜w」

恋嘩 「…明日のために早く寝なきゃッ♪おやすみッ♪」

愁洩 「ッえぇええぇ!!?…ヤんねーと明日もたねぇって!(笑)」

恋嘩 「……。」

愁洩 「寝んの早ッ!!(笑)…俺も寝るかぁ…」
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