俺の女


恋嘩 「愁洩…どこぉ…??」



恋嘩は歩き疲れて、屋台を抜けてちょっと奥にあった階段に腰を下ろした。



恋嘩 「疲れたぁ…」



恋嘩は空を見上げた。



恋嘩 「綺麗な星…。もうすぐ花火も始まっちゃうのに…愁洩どこ行ったのよー…バカバカー…」



…すると、愁洩たちが心配していた通りのことが起きた。



「か〜のじょッw」

恋嘩 「………??」

「こんなとこで何してんの〜?」

「浴衣可愛いじゃんw俺らと屋台行こうよwおごってあげるから〜w」

恋嘩 「えッ?w……あ。」


そーいえば…知らない人についてくなって言われたんだっけ…



恋嘩 「結構です…!もうお腹いっぱいですからッ!!!」



ぐぅ〜…

それでもお腹は正直だ。



「へぇー…お腹いっぱいなんだ(笑)」

恋嘩 「………」

「1人でこんな暗いとこいたら危ないよ〜?俺らみたいなんが来るからねぇーw」

恋嘩 「あッ…あたしに構わないでッ!!!」

「い〜じゃんちょっとぐらいw」

恋嘩 「絶対嫌ッ!!!」

「行こーってばw」



ぐいッ…


…あまりのしつこさに、恋嘩もだんだん腹が立ってきた。
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