俺の女
愁洩 「………」
恋嘩 「………」
…続く沈黙。
先に遮ったのは愁洩。
愁洩 「…んで?なんでこんなことなってんだ?」
恋嘩 「………」
愁洩 「…なんか言えよ。」
恋嘩 「………」
愁洩 「なんで黙ってんの?」
恋嘩 「………」
愁洩 「…浮気したから?」
恋嘩 「浮気じゃないッ!!!」
愁洩 「じゃー何。」
恋嘩 「…話聞いてもらってたんだもん…」
愁洩 「逆ナンして?」
恋嘩 「逆ナンじゃないよ!」
愁洩 「…逆ナンじゃん。そんで…男連れまわして自分は酒飲んで彼氏の愚痴っすか。」
恋嘩 「なッ…」
愁洩 「いいよなぁー。お前みたいな可愛い女はすぐに男ついてくっから。」
恋嘩 「あの人達の悪口言わないでッ!」
愁洩 「別にあいつらの悪口なんて言ってねぇ。そー言ってるだけだろ?」
恋嘩 「すぐ男ついてくるって…」
愁洩 「今までもそーじゃん。」
恋嘩 「今までのはッ……てゆーか…あの人達は友達だもん!!!」
愁洩 「はあ?友達?今日会ったばっかで?ただ愚痴聞かせただけで?」
恋嘩 「―――ッッッ!!!もぉッ!愁洩のわからずやッ!!!」