俺の女

愁洩 「はぃはぃ…わからずやで結構。」

恋嘩 「あ゛ー!!怒ったら酒まわって来たッ!!」

愁洩 「つーかお前どんだけ飲んだんだよ…」

恋嘩 「愁洩には関係ないでしょッ!」

愁洩 「はぁッ?関係ねぇだと?」

恋嘩 「ちょっと男の子といただけですぐ怒るしッ!すぐ説教するしッ!あたしのこと心配もしてくんないしッ!」

愁洩 「はッ?!心配したから電話して探しに来て今こーしてお前に怒ってんだろッ?!」

恋嘩 「嘘つきッ!怒ってばっかでなんの愛情も見えないよッ!!!」

愁洩 「…あのなぁッ!!」

恋嘩 「どーでもいーんでしょ?!あたしなんかッ!ほっといてよッ!」



恋嘩が愁洩に背を向けて歩き出した。



愁洩 「恋嘩ッ!!」

恋嘩 「来ないでッ!!!」

愁洩 「!!?」

恋嘩 「怒ってばっかで…わからずやの愁洩なんか大ッ嫌い!!!」

愁洩 「―――ッ!!!」

恋嘩 「あたし…家には帰んないから!!!」

愁洩 「――待てよ!じゃーどこ行くんだよッ!」

恋嘩 「そんなのあたしの勝手でしょッ!」



ダッ――――――――


恋嘩が走り出した。



愁洩 「てめぇ!!待てよ!!!恋嘩ッ!」
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