俺の女
怒ってたと思ったら、急に笑顔で自己紹介をしだした女。
…俺は唖然とその背の低い女を見下ろして突っ立っていた。
横にいた、俺の連れの諒弥も当然、唖然とその女を見ている。
『恋嘩っ?なにしてんの?』
…するともう1人、女がきた。
『美蘭〜今なっ!友達作ってたねん!』
『ふ〜ん…』
もう1人の女は、背は高めで茶髪にロンゲ。
こっちのほうが大人っぽい雰囲気やった。
『この子は美蘭やから♪』
『どーもっ☆』
その女も、ニコッと俺らに笑いかけた。
…俺と諒弥は、どーしていいかわからんと、顔を見合わせた。
今まで、俺らを見て近づく奴なんておらんかった。
せやのに…なんでこいつらは…