俺の女

恋嘩 「先に…死んじゃう…みたいッ…(泣)」



涙を流しながら、苦しそうな表情を見せる恋嘩。



愁洩 「―――ッお前は死なねぇんだろッ?!俺が生きてる限りッ…死なねぇって言っただろーがッ!」

爻 「姫ッ!!!死ぬなッ!ぜってぇ死ぬなぁッ!!!」

裕兎 「姫はずっと…俺らと暮らすんだろッ?!」

慚 「死ぬなんて言うなよッ!!!」

恋嘩 「みん…な…(泣)」

美蘭 「恋嘩ッッ!!!」



騒ぎを聞いた美蘭も家から出てくる。


恋嘩 「美…蘭…」

美蘭 「なに…してんのよッ…笑顔で出て行った恋嘩が…なんでこんなことなってんのよッ!!!(泣)」

恋嘩 「ごめんね…美蘭……徹哉…任せていいかなぁ…?」

美蘭 「―――ッ…(泣)」

徹哉 「…まま?」

恋嘩 「徹…哉…」

徹哉 「まま…?ち…でてりゅよ…?」

恋嘩 「うん…ままね…ケガしちゃったの…」

徹哉 「いちゃいいちゃいの…ちょんでけぇーちてあげよおか?」

恋嘩 「ありがと…徹哉…。徹哉…ままね…ちょっと遠いとこ行かなきゃいけなく…なっちゃったのッ…ケホッ…」

愁洩 「……バカなこと言うなッ…!!!」

徹哉 「とおい…とこ?」
< 312 / 324 >

この作品をシェア

pagetop