俺の女


恋嘩 「もう時間は元に戻らないから…あたしはずっとこのままなの…。貴方に触れられない…姿は見えない…。抱きしめることも…なにもできないの…。」

愁洩 「………」

恋嘩 「でもあたしは…ずっと皆を見てるんだよ…?」

愁洩 「―――ッ…俺達を…?」

恋嘩 「そうだよ…。姿には見えないけど…あたしはずっと皆といる…。皆の心の中で…生きているの。」

愁洩 「俺達の…心の中…?」

恋嘩 「そぅ…。いつも皆を見守ってる。だから…皆に隠れて…愁洩がずっと、ここで泣いてることも全部知ってるんだよ…?」

愁洩 「―――ッ…」

恋嘩 「あたしね…愁洩の笑顔が大好き。」



ニコッと笑う恋嘩。



愁洩 「!!!」

恋嘩 「あたしはずっと…愁洩の笑顔を見ていたいなあ…。」

愁洩 「…俺も…お前の笑顔…ずっげぇ好き…。」

恋嘩 「うんw…だから…あたしも笑ってるから…貴方も笑っていて?」

愁洩 「……俺も…?」

恋嘩 「うん。あたしも愁洩の笑顔…ずっと見ていたいから…w」

愁洩 「…わかった…。」

恋嘩 「…ありがとぅw」



すぅッ―――



愁洩 「恋嘩ッ―――」
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