俺の女
『え…』
…恋嘩の言葉が詰まった。
「…え??」
…俺らの笑いも止まった。
「初めてちゃうん?」
『あ…えと…』
「…元彼?」
諒弥が美蘭に、遠慮がちの表情で聞いた。
『…違うねん。元彼じゃない…』
『………』
2人は顔を見合わせて、恋嘩が一息ついて、口を開いた。
『あたし達…捨てられてお金なかったやん???…身内とかもおらんかったし…』
『だから…お金作るために…援交とかしてたねん…』
「「「はっっ?!援交?!?!?!」」」
美蘭の言葉を聞いて、驚かずにはいられない2人。
険しい表情で、彼女達を見つめた。
「他のそのへんの男と…ヤってたってか???」
「金作るために…???」
『ごめん…でも…生きていくためには仕方なかったねん…!!!』
『…ごめんなさいっ(泣)』
恋嘩がたまらず溢れる涙を拭いながら言った。