俺の女



―――――アジト


アジトで諒弥と愁洩は、美蘭と恋嘩が料理を作っている間、仲間に2人のことを話した。





「姫達にそんな過去があったなんて…」

「大丈夫や!!俺らもちゃんと姫を守るwww」

「一緒に住むなんてマジ大歓迎ー♪」





仲間たちは嫌な顔1つせず、むしろ喜んで理解してくれた。





「そー言ってくれて嬉しいわwさすが俺の仲間やなw」

「けーどっ…姫に手ぇ出したどーなっか…」

「わかってるよなぁ…???」





愁洩と諒弥が悪魔のような目つきと笑顔で仲間たちを見回す。





「よーくわかってます…(笑)」





蛇に睨まれた蛙のように身を縮こませる仲間たち。


誰もこの2人に勝てる者はいない。(笑)


…そんな空気を掻き消すかのように恋嘩の声が聞こえた。





『皆ぁーwご飯できたでーw』


「マジっすかーwww」





皆がドタドタ一斉に走っていく。





「大丈夫かよあいつら…なんか心配なんやけど(苦笑)」

「ま…大丈夫じゃね?あいつらのこと信じてればw」

「それもそっか。」



『愁洩−!!諒弥−!!』

『食べへんのー??』

「食うに決まってるやんw」

「マジ食いてーしw」

『美味しいかどーかわからんけど…』

『食べてみてw』


「「「いっただっきまーす♪」」」
 

………
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