俺の女
「マジかよ(笑)」
諒弥が喜ぶ仲間たちを半笑いで見渡す。
「まぁー…えーか♪今日の俺は機嫌いーしw」
「さっすが俺らの頭♪」
ご機嫌な愁洩に大毀が声をかける。
そして誰よりも先に玄関へ向かう肬魔。
「んじゃー行こーやw」
『うんw行こ行こ♪』
『ついでにいろんなん買いたいなぁ…w』
「えーやんw俺らが持つし♪」
美蘭の呟きに歃斗が反応すると、恋嘩が嬉しそうに跳びはねた。
『ほんま?!やったー♪ありがとーw』
そんな恋嘩を見て、口元を緩ませる、臾と猩瓷と既喇。
「wwwww」
「っほーw」
「やばいなぁw(笑)」
そんな3人を横目で見た愁洩は…
「…さぁーて。準備すっかw」
『うんw』
スッ…と恋嘩の肩に手を回した。
その光景を、歯を食いしばって見ているしかできない仲間たち。
「んぁ…!!!」
「ちっくしょー…」
龍磨が声をあげて、弘毅が口を尖らせた。
愁洩は舌を出して仲間たちに笑う。
「えーなぁーあんな彼女…」
「羨ましいぜ…」
寄り添う愁洩と恋嘩を後ろから眺めながら、隼莵と鷹が小さく呟いた。