俺の女



『これとー…あwこれも可愛いw…やーwこれもーwww』





恋嘩のかごにはどんどん服がたまっていく。


ざっと30着ぐらい。





「「「………」」」





男子達はポカーンと恋嘩を眺めていた。

そして、諒弥が恋嘩を唖然と見たまま呟く。





「すっげぇーな…」

「くっくっ(笑)おもしれぇー(笑)」





愁洩1人が恋嘩を見て面白そうに笑っている中、恋嘩が小走りで美蘭の前に2着の服を持ってきた。





『美蘭ーwどっちがいいと思うー???w』

『あーかーん!!せめて10着にしぃ!』

『えぇー!!!なんでー!!!ほしいー!!』


『そんな無駄遣いせんの!また今度ほしがるやろ???ちゃんとお金残しときぃ!』

『はぁ〜い…』





だだをこねていた恋嘩が、しぶしぶ服を戻しに行く。


その美蘭の迫力に関心する男子達。





「すっげぇー(笑)」

「お母さんやん(笑)」





寮と與氣が言うと、美蘭がとぼとぼ歩いている恋嘩を息をついて見ながら言った。





『あの子は甘やかすとすごいことになるでな(笑)」

「ははッ(笑)お世話になります(笑)」

『どーいたしましてw』
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