俺の女



恋嘩 「愁洩…皆…」

爻 「大丈夫だ…あいつらは皆死なねぇ。ぜってぇに。」

恋嘩 「…うん。そーだよね!」

爻 「あぁ。…ッッとぉ!」



カァン!!!



「…ちッ。」

爻 「姫には指一本触れさせねぇぜ…」

「はッ(笑)そんな体でなにができんだよ(笑)」

爻 「こんなことできっけど?」



ガキッ!ガァン!!!



恋嘩 「爻すごぉーぃ!」

爻 「へへッ…《いってぇ…(痛)》うぉッ!!!」



ガァン!!!



臾 「っとぉー…危ねぇ…」

爻 「臾…わりぃ…助かったぜ。」

臾 「おめぇ…あんま無理すんなよ。」

爻 「そぅもいかねぇよ…姫守んねぇと。」

臾 「バーカ。なにかっこつけてんだ。姫守んのはお前だけじゃねぇよ。」


爻 「あぁ…そーだな。」



みんな恋嘩を気にしながら、なるべくそっちに連中が行かないようにしていた。



恋嘩 《あたし…足引っ張ってる…あたしがここにいると…邪魔だ…》



恋嘩は辺りを見まわした。



恋嘩 「!!!!!」



―――――ナイフを見つけた。
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