俺の女
優しさ
大体の処置も終わり、なんとか
帰ってこれたメンバーだったが…
……今の状況は。
半泣きでドアを叩いて叫ぶ恋嘩。
その後ろで困った顔をして腕を組んでいる男達。
恋嘩 「美蘭ー!!!入れてよぉー!(泣)」
美蘭 「こんな時間までなにしてたのよッ!しかもなに?!その格好!!!皆ケガしてるし!なにして遊んでたの?!」
《いや…別に遊んでたわけじゃ…》
恋嘩 「ごめんなさいー!入れてぇー!!!」
美蘭 「駄目!!!今日は外で反省しなさい!」
恋嘩 「そんなぁー!!!(泣)」
美蘭 「…ばかっ」
…すると、怒っていた美蘭の声が、急に弱々しくなった。
鼻をすするような声も聞こえる。
恋嘩 「…美蘭?」
美蘭 「…心配したんだからッ…」
恋嘩 「…美蘭……ごめんなさい…」
…すると、ドアの向こうからもう1つの声が聞こえた。
諒弥 「入れてやれよ。美蘭。」
愁洩 「諒弥?!てめッ…そこにいんのか?!」
匠 「開けろよぉー!!!」
諒弥 「開けていい?」
美蘭 「…うん…。」
―――――――ガチャ。
諒弥 「…えらぃ有様だな…(笑)」
愁洩 「うっせぇ…(笑)」
恋嘩 「美蘭ッ…」
パンッ…!!!