不機嫌な果実
1.不機嫌男
「朝から目障り」
・・・
蛇に睨まれたカエルとでもいうべきなんだろうか?
・・・
玄関を出た私の目の前に、
超不機嫌そうな顔をして立っている不機嫌男。
その名は、前田凌也(17)。
私より一つ年下のくせに、
何時もこうやって憎まれ口をたたく
嬉しくないお隣さん。
「…だったら、
そんなところにいつまでも突っ立ってないで、
さっさと学校行ったら?」
・・・
私もいつものように、
冷たく凌也をあしらう。
・・・
「…言われなくても、行く。
お前見てると、目が腐る」
「なっ?!」
私が目を見開いた瞬間、
勝ち誇ったようにニヤッと笑った。
…清々しい朝が台無しだ・・・
・・・
蛇に睨まれたカエルとでもいうべきなんだろうか?
・・・
玄関を出た私の目の前に、
超不機嫌そうな顔をして立っている不機嫌男。
その名は、前田凌也(17)。
私より一つ年下のくせに、
何時もこうやって憎まれ口をたたく
嬉しくないお隣さん。
「…だったら、
そんなところにいつまでも突っ立ってないで、
さっさと学校行ったら?」
・・・
私もいつものように、
冷たく凌也をあしらう。
・・・
「…言われなくても、行く。
お前見てると、目が腐る」
「なっ?!」
私が目を見開いた瞬間、
勝ち誇ったようにニヤッと笑った。
…清々しい朝が台無しだ・・・
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