不機嫌な果実
もう、私に話しかけないでって、
言われたせいか?
・・・
「オレ、桃子ちゃんの事好きなんだ」
「…ゴメン、私、誰とも付き合う気なくて」
「好きな奴でもいるの?」
「…そう言うわけじゃないんだけど」
「…じゃあ、お試しでもいいから、
オレと付き合ってくれない?」
「・・・でも」
・・・
しつこい野郎だ・・・
断ってんだから、さっさと諦めろって。
そんなことを思いながら、溜息をつく。
・・・
「頼むって」
「…ダメだよ…キャッ」
?!!
ガシャンと言う音と共に、
桃子の悲鳴が聞こえた。
ヤバいと思った時にはもう、
勝手に体が動いていた。
ドサッ・・・
男の制服をわしづかみして、
桃子から引きはがした。
力が強すぎたのか、男はよろけてその場に、
倒れこんだ。
言われたせいか?
・・・
「オレ、桃子ちゃんの事好きなんだ」
「…ゴメン、私、誰とも付き合う気なくて」
「好きな奴でもいるの?」
「…そう言うわけじゃないんだけど」
「…じゃあ、お試しでもいいから、
オレと付き合ってくれない?」
「・・・でも」
・・・
しつこい野郎だ・・・
断ってんだから、さっさと諦めろって。
そんなことを思いながら、溜息をつく。
・・・
「頼むって」
「…ダメだよ…キャッ」
?!!
ガシャンと言う音と共に、
桃子の悲鳴が聞こえた。
ヤバいと思った時にはもう、
勝手に体が動いていた。
ドサッ・・・
男の制服をわしづかみして、
桃子から引きはがした。
力が強すぎたのか、男はよろけてその場に、
倒れこんだ。