不機嫌な果実
「お子ちゃまだね~、桃子は」
雅はそう言って笑う。
「しょうがないじゃない、小さい時から、男子に苛められてたら、
そう言う感じになっちゃったんだもん」
「…そうなの?でもさ、恭治は、大丈夫みたいだね?」
「…ぁ」
・・・そうだ、言われてみれば。
恭治は最初から嫌悪感を感じたことはなかった。
いつも優しくて、私の事心配してくれて、
隣にいても、全然気にならなかった。
「恭治も、凌也も、最強のライバルだね」
「最強って・・・」
「だってそうじゃない。桃子が気を許せるのは、この世の中に、
恭治と凌也の二人しかいないんだよ?
私からすれば、羨ましい限りだけど…さわやかイケメンに、
ツンデレイケメン・・・それを手玉に取る美人で有名な桃子。
いいな~コノコノ!」
そう言って私の肩を突く雅。
「もう・・・私で遊ばないでよ」
私は困ったように溜息をつくと、雅に抱きついた。
雅はそう言って笑う。
「しょうがないじゃない、小さい時から、男子に苛められてたら、
そう言う感じになっちゃったんだもん」
「…そうなの?でもさ、恭治は、大丈夫みたいだね?」
「…ぁ」
・・・そうだ、言われてみれば。
恭治は最初から嫌悪感を感じたことはなかった。
いつも優しくて、私の事心配してくれて、
隣にいても、全然気にならなかった。
「恭治も、凌也も、最強のライバルだね」
「最強って・・・」
「だってそうじゃない。桃子が気を許せるのは、この世の中に、
恭治と凌也の二人しかいないんだよ?
私からすれば、羨ましい限りだけど…さわやかイケメンに、
ツンデレイケメン・・・それを手玉に取る美人で有名な桃子。
いいな~コノコノ!」
そう言って私の肩を突く雅。
「もう・・・私で遊ばないでよ」
私は困ったように溜息をつくと、雅に抱きついた。