不機嫌な果実
「私らも、のんびり恋愛してる場合じゃなくなったしね。
もう少ししたら、受験生だし?桃子は大学行くんでしょ?」
「うん、やりたい事の為には、大学に行かなきゃいけないし」
「ま、桃子は頭いいから、心配ないか?」
「そんな事ないよ・・・今受験勉強で必至だし」
「じゃあとりあえず、受験が終わるまでは、保留にしてもらえば?
そんなに焦って答えを出しても、後で後悔しそうだし」
「…保留にしてもらえるかな?」
「してくれるって、恭治だって、サッカーで、
どっかのクラブチームに入れるかどうかの瀬戸際だって言ってたよ」
「エ、そうなの?!」
・・・知らなかった。恭治がサッカーが上手い事は知ってたけど、
まさか、クラブチームに・・・
「2チームから声がかかってるらしいんだけど、困ってるって、サッカーの顧問が
言ってるのを、たまたま聞いちゃってさ・・・」
「・・・それじゃあ、私の事なんて考えてる余裕なんてないじゃない」
将来がかかってるっていうのに・・・
「凌也も、まだ2年だけどさ、将来美容師になる為に、
休みの日とか、放課後とか、知り合いに頼み込んで、
美容室で修業中らしいよ」
「・・・うそ?!」
・・・なんて情報通なの、雅。
もう少ししたら、受験生だし?桃子は大学行くんでしょ?」
「うん、やりたい事の為には、大学に行かなきゃいけないし」
「ま、桃子は頭いいから、心配ないか?」
「そんな事ないよ・・・今受験勉強で必至だし」
「じゃあとりあえず、受験が終わるまでは、保留にしてもらえば?
そんなに焦って答えを出しても、後で後悔しそうだし」
「…保留にしてもらえるかな?」
「してくれるって、恭治だって、サッカーで、
どっかのクラブチームに入れるかどうかの瀬戸際だって言ってたよ」
「エ、そうなの?!」
・・・知らなかった。恭治がサッカーが上手い事は知ってたけど、
まさか、クラブチームに・・・
「2チームから声がかかってるらしいんだけど、困ってるって、サッカーの顧問が
言ってるのを、たまたま聞いちゃってさ・・・」
「・・・それじゃあ、私の事なんて考えてる余裕なんてないじゃない」
将来がかかってるっていうのに・・・
「凌也も、まだ2年だけどさ、将来美容師になる為に、
休みの日とか、放課後とか、知り合いに頼み込んで、
美容室で修業中らしいよ」
「・・・うそ?!」
・・・なんて情報通なの、雅。