不機嫌な果実
【凌也side】
何で、こんな所で、キスなんかされてんだよ。
目の前の光景に、苛立ち、頭に血が上った。
恭治が、桃子の頬にキスしてる瞬間に出くわすとは、
最低最悪。
オレはずかずかと、放心状態の桃子に近寄り、
手首をギュッと掴んだ。
突然の事に、桃子は驚き体をビクつかせ、振り返った。
「・・・凌也、何でここに」
「…帰り道だから」
「・・・・」
「スッゲ―腹立つ」
「?!」
オレは桃子の手を握ったまま、桃子の家を通り過ぎ、
自分の家に、桃子を連れ込んだ。
「あら、桃子ちゃん、久しぶり」
玄関の所に、これまた目障りな母親が一人。
「上がってくんな」
それだけ言って、桃子を部屋に連行する。
「お、お邪魔します」
母親に首だけ振り返って桃子は軽く会釈した。
「ごゆっくり♥」
・・・やっぱり目障りな母親だ。
何で、こんな所で、キスなんかされてんだよ。
目の前の光景に、苛立ち、頭に血が上った。
恭治が、桃子の頬にキスしてる瞬間に出くわすとは、
最低最悪。
オレはずかずかと、放心状態の桃子に近寄り、
手首をギュッと掴んだ。
突然の事に、桃子は驚き体をビクつかせ、振り返った。
「・・・凌也、何でここに」
「…帰り道だから」
「・・・・」
「スッゲ―腹立つ」
「?!」
オレは桃子の手を握ったまま、桃子の家を通り過ぎ、
自分の家に、桃子を連れ込んだ。
「あら、桃子ちゃん、久しぶり」
玄関の所に、これまた目障りな母親が一人。
「上がってくんな」
それだけ言って、桃子を部屋に連行する。
「お、お邪魔します」
母親に首だけ振り返って桃子は軽く会釈した。
「ごゆっくり♥」
・・・やっぱり目障りな母親だ。