7分の1のスキ。
あたしのケータイがバックの中で震えた
。
三木くんからだ。
「もしもし?」
『おはよー、上原』
「お、おはよう。…どしたの?」
隣でご機嫌な麻衣と歩きながらケータイの向こうの三木くんと話す。
『いや、みんなが早く行こう、つってもうカラオケにいんの、今。』
「え…そうなの?」
『ん。ごめん…まぁ、待ってるから早く来いよーー』
「だれ?」
ケータイを片付けるあたしに麻衣が聞いてくる。