7分の1のスキ。


「三木くん。」

「なんて?」

「ぇと、もうみんな歌い始めてるって…」

あたしの言葉を聞いて麻衣が目の色を変えた。



「はぁ!?ずるーーーッ!ちづる、あたしらも早く行こっ」



ぐん、と引っ張られるあたしの腕。


「わっ」


「っ、ちょっと麻衣!」


………___.…

麻衣にぐいぐいひっぱられて、カラオケ店についた時にはもうボロボロだった。


「えーと、24号室だよね…?」

あたしをボロボロにした常習犯は何もなかった様な顔をして部屋を探している。


「ぁ、あったーー」



部屋の番号を確認して入る。




「〜〜〜〜っ」


思わず耳を塞ぐほどの大音量。




う…るさっ……


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