7分の1のスキ。



「上原、気にすんな。笑ってろ」



黒いものに包まれたあたしに降り注ぐひかり。


「ぇ…………」



それは太陽みたいな光を放って。



「なっ?」



また、笑うんだ。
あたたく、光を纏って。


「うん」



三木くんの言葉にゆるくなるあたしの顔。

あたしも笑い返す。





だけど。


どうしても、見てしまう。




エリカちゃんが奏太の隣に座って楽しそうに話してる。





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