7分の1のスキ。
学校について、自分の席でカバンの中を整頓していると、カタンと音を立てる前の席の椅子。
麻衣があたしの前の席に座ってこちら側に体ごと向けた。
「ねぇねぇ、まじで三木と付き合ってんの?」
麻衣にしては珍しい小さい声で聞いてきた。
「そうだよ……?」
「いつから?」
「え?昨日だよ」
「え!?昨日?カラオケのとき?」
いや、うん。そうだよ、昨日三木くんゆってたじゃん。
「うん」
麻衣の質問に首を傾げる。
「カラオケの…いつ?」
「トイレ行ってたとき。」
なにこれ、
何がしたいの、この子……
「……どんな風に?」
あたしは、麻衣からの質問攻めに苦笑い。