7分の1のスキ。


「どんな風にって、…ふつーに……___……」


言いかけた時、教室の男子がうるさくなる。


「おーす!三木ぃ」

「はよー、高弥ー」

「相変わらずでけぇな……」


あんた何回それ言うのよ…

みんなから挨拶を受けている三木くんは、手をあげながらひとつずつ応える。



三木くん……人気者だなぁ……


あたしの視線に気がついたのか、三木くんがこっちを見た。


目があってしまったからか、顔が熱くなる。



「おはよ、上原」


また、いつものように、
ふわりと笑って。

「おはよう」


あたしも笑顔で返す。

…けど三木くんの目が恥ずかしくて見れない。


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