7分の1のスキ。
キーンコーン……
と、学校のチャイムが鳴って、四限目が終わった。
わーい、お昼だぁ…っ
鼻歌を歌いながらカバンからお弁当を出して、麻衣のところに向かった。
……けど、
誰かに手を掴まれて、足が止まる。
「上原っ」
手を掴んだのは、三木くんで。
「…なに?」
あたしは頭のうえにハテナを浮かべる。
「や……___…お昼、一緒に食べたいなー、なんて…」
三木くんが恥ずかしそうに言う。
「え……__…」
麻衣の方をチラリと見ると、麻衣は『言っておいで』と言うように、手をひらひら振っている。
「うん、食べる」
三木くんを見上げる。
「よし、じゃあ行こっ」