7分の1のスキ。
「今度のテスト休みの日曜日、一緒に遊園地行きませんか?」
そう言った後、奏太に目を向る。
「は?いきなりなんだよ、」
それまで黙っていた奏太が話に割って入ってきた。
「いーじゃんっ、チケット余ってるんだもん!」
「ね?行こう?」
奏太の袖を掴みながら上目遣いをするエリカちゃん。
「あの……四人で?」
あたしが聞くと
「うん、もちろん!ダブルデートしよ〜」
あたしはその時気づいたんだ。
この人は…………
エリカちゃんは、
あたしをずっと幸せのままにしてくれないってこと。