7分の1のスキ。
観覧車2
ちづるside
やっと、この日が来た。
四人でデートする日。
エリカちゃん達とは駅で集合。その前に、三木くんが迎えに来てくれる。
カラオケの日と違って、準備はバッチリだ。
あとは三木くんを待つだけ。
玄関で1人、待つ。
変に緊張するのは気のせいかな…?
ピンポーン…と
家のチャイムが鳴って、あたしは慌ててドアを開けた。
「おはよ、上原。…行きますかーっ」
「うん」
そう言って、二人で駅に向かった。
三木くんといつもと変わらない会話をして歩く。
駅に着くと、すでにエリカちゃん達がいた。
「おはよう!ちづるちゃんっ」
ふんわり、と揺れるエリカちゃんの髪。
「おはよう」
髪に見とれながら笑って返した。
「…じゃあ行こっか!」