7分の1のスキ。
エリカちゃんは、奏太の手を掴んで駅に向かう。
それに続いてあたし達も向かった。
切符を買う時に奏太と目があってしまったんだ。
…あ……_____…
フイ、と逸らされる目。
奏太は何事もなかったように、ホームに向かった。
…やだなー……こんなの…
元カレとダブルデートってどんだけよ…
ため息をついたあたしが電車に乗って、遊園地に着くまで喋っていた間、奏太とは一回も目が合わなかった。