7分の1のスキ。
お化けが怖いっていうか、
暗いところがちょっと苦手なんだよね。
あたしの顔をみて三木くんがクスリと笑う。
「ちづるちゃーーん!あたし達、先行きますねーっ」
エリカちゃんがお化け屋敷入口に立ってあたし達に向かって言った。
あたしは返事の代わりに手を振る。
「はぁ……あたし達も行こっか…」
「ほんとに大丈夫かよ…」
苦笑いをする三木くんが言った。
「な…なるべく転ばないようにする」
ぶはっ、と吹き出す三木くん。
「それは困るから。頼むわ…」
「うん……頑張る」
あたし達はそう言って、
中に入った。