7分の1のスキ。
ホントの気持ち。
奏太side
「ねーねー奏太。これ、お揃いで買おうよ!」
エリカがカップル用のキーホルダーを持って言う。
「エリカの好きな方でいーよ」
そんなエリカを見つめる俺は、適当に答えた。
日曜日の事が、頭から離れない。
『奏太は、どうしてこんな事が出来るの?』
ちづるが俺に言った言葉。
『あたし 三木くんのこと、好きだから』
あんな真剣な顔をしたちづる、初めて見た。
俺ばっか、立ち止まって
前に進んでない。
ちづるは、
高弥のことが好きなのか……
なんでだろう…。
どうしてこんな、ムカついてっ……___…
浮かぶ、あの笑顔。
俺が大好きな、笑った顔。