7分の1のスキ。
ゆっくりと指を動かしながら文字を打つ。
『そだね。明日休みだし…どこ行く?』
あたしのケータイに表示される“返信完了”の文字。
「はぁ………」
ため息をつきながらうつ伏せになる。
「もう付き合って8ヶ月か……はやぁー…」
声に出して確認する自分にちょっと情けなさを感じる。
まぁ、最近うまくいってないから、もーダメかもしれないけど…
あたし、上原ちづるの彼氏、小倉奏太は容姿がいいから結構モテる。
そんな奏太があたしと8ヶ月も付き合っている理由がよくわからないけど、告ってきたのは奏太からだったんだ。
『好きなんだけど…』
『…………………は?』
名前だけ知っていた人物に呼び出されて、カツアゲでもされるのかと変な汗をかきながら、ついて来たと思ったら…
ぇ、と…なにこれ。告白されてるの…?
こんな容姿端麗な人に?
『付き合って下さい。』
その人は深く頭をさげて、あたしが“告白”だと感じさせられるような言葉を言った。
あたし、まだわかんないよ。
好き、とか…知らないの。
そんなあたしが付き合っても、きっとこの人に悪い。
だから…
スッと頭を上げた彼が、あたしを見つめた。
その目はとても、まっすぐだった。
人は恋をすると、こんな風になるのか…とわかるくらいに。
恋も知らないあたしだけど、そんなまっすぐな瞳に心臓が大きく跳ねたのがわかった。
『…………ぃ。』
『…ぇ?』
『…は、い。』
気づいたらこう答えてた。
自分でもわからないけれど、もしかしたらこの人と恋ができるかもしれない、と…そう思った。
『…まじで?』
さっきあたしをとらえていた瞳は大きく見開かれていた。
…ぁ、こんな顔もするんだ…。
またあたしの心臓が跳ねる。
『うん…』
あたしがコクリと頷くと彼の表情がぱぁぁ、と効果音でもついたかのように明るくなった。
『…っしゃあ!!』
彼は、無邪気に、まるで子供の様に、
明るい笑顔を放った。
心臓が早い。
笑った彼の顔を見て、かわいいとおもってしまったのはいまでも奏太に秘密。
あの時ほんとにかわいかったなぁ。奏太。
少し思い出してにやけていると、またケータイがなった。
『そだね。明日休みだし…どこ行く?』
あたしのケータイに表示される“返信完了”の文字。
「はぁ………」
ため息をつきながらうつ伏せになる。
「もう付き合って8ヶ月か……はやぁー…」
声に出して確認する自分にちょっと情けなさを感じる。
まぁ、最近うまくいってないから、もーダメかもしれないけど…
あたし、上原ちづるの彼氏、小倉奏太は容姿がいいから結構モテる。
そんな奏太があたしと8ヶ月も付き合っている理由がよくわからないけど、告ってきたのは奏太からだったんだ。
『好きなんだけど…』
『…………………は?』
名前だけ知っていた人物に呼び出されて、カツアゲでもされるのかと変な汗をかきながら、ついて来たと思ったら…
ぇ、と…なにこれ。告白されてるの…?
こんな容姿端麗な人に?
『付き合って下さい。』
その人は深く頭をさげて、あたしが“告白”だと感じさせられるような言葉を言った。
あたし、まだわかんないよ。
好き、とか…知らないの。
そんなあたしが付き合っても、きっとこの人に悪い。
だから…
スッと頭を上げた彼が、あたしを見つめた。
その目はとても、まっすぐだった。
人は恋をすると、こんな風になるのか…とわかるくらいに。
恋も知らないあたしだけど、そんなまっすぐな瞳に心臓が大きく跳ねたのがわかった。
『…………ぃ。』
『…ぇ?』
『…は、い。』
気づいたらこう答えてた。
自分でもわからないけれど、もしかしたらこの人と恋ができるかもしれない、と…そう思った。
『…まじで?』
さっきあたしをとらえていた瞳は大きく見開かれていた。
…ぁ、こんな顔もするんだ…。
またあたしの心臓が跳ねる。
『うん…』
あたしがコクリと頷くと彼の表情がぱぁぁ、と効果音でもついたかのように明るくなった。
『…っしゃあ!!』
彼は、無邪気に、まるで子供の様に、
明るい笑顔を放った。
心臓が早い。
笑った彼の顔を見て、かわいいとおもってしまったのはいまでも奏太に秘密。
あの時ほんとにかわいかったなぁ。奏太。
少し思い出してにやけていると、またケータイがなった。